生イカ、シメサバは危険? アニサキス食中毒の症状(期間・発熱)と予防法
先日、お笑いコンビ品川庄司の庄司智春さんが、「ザ!世界仰天ニュース」で、アニサキス食中毒にかかったことを語っていました。
今回庄司さんは、番組のロケで鮭いくら丼を食べて食中毒になったようですが、今回話題になったのは、その「数」。なんと8匹のアニサキスが胃の中に居たそうです。これは学会にも出せるレベルの症例だそうで、その痛さは想像に難くないです。。
少し前では、お笑いタレントの渡辺直美さんも罹ったばかりですし、ニュースなどでも直接耳にすることが多くなりましたよね。
アニサキス症(食中毒)とは
原因
- 未加工の魚介類を生で食べる(サケ、サバ、アジ、イカ、タラなど)
症状
- 潜伏期間、食後1〜2時間くらい
- 激しい腹痛、嘔吐(下痢はない)
- アレルギー症状が起きることがある
- 症状は2日〜1週間前後、まれに長期化する場合もある
治療法
- 病院に行き、胃カメラと鉗子でアニサキスを取り除く
(ほとんどがこれで治る) - 痛み止めの処方
アニサキスとは、体調2〜3cmの主に生きた魚介類の内臓に生息する寄生虫の一種です。それが、内臓部から一部筋肉部(刺身などの部分)に移動したりするため、内臓に気をつけていても罹患する可能性があります。
さらに食中毒の中では、実際に罹患される方は年々増え続けていまして、なんと10年で20倍もの増加を辿っています。
近年アニサキス症が増えた原因ですが、流通の進化によって、食品を新鮮なまま輸送できるようになったため、加熱や冷凍などの加工を加えなくなったからだ、と言われています。
また、細菌性の食中毒とは違い、アニサキスが死滅しさえすれば罹患することはありません。
つまり他の食中毒とは違い、不衛生だから危険、新鮮だから安心というわけでもないのがポイントかもしれません。
上記のような症状が起きた場合は、無理に我慢せず、まず病院に行きましょう!
アニサキス症の予防法
- 加熱などの調理
- -20℃の温度で24時間以上(厚生労働省の指導)
- 目視で確認
- よく噛んで食べる
とにかく、アニサキスが死滅してしまえば、罹患することはありませんので、加熱などの加工をすれば問題ありません。
刺身とかを安心して楽しみたい方は、一旦冷凍された食材を使用するのがいいです。
家の冷凍庫で処理したい場合ですが、ほとんどが-18℃以上のスリースターという規格ですので、長時間(3〜4日)冷凍することで完全に死滅させることも可能そうです♪
ねこのまとめ
新鮮な食材が簡単に手に入る現代だからこその、一種の贅沢な現代の病気かもしれません。
アニサキス食中毒は、罹患したひとはお刺身が怖くて食べれなくなる人もいるようですから、そうならないためにも気をつけたいですね!
最後に! 飲食店やスーパーの食材は、ほとんど冷凍されたものを使用していると思いますので、実生活でそこまで神経質に考えて、ストレスを溜めることのないようにしましょうね♪